精米方法

精米方法の種類

米の構成は、「胚芽」・「ぬか層」・「胚乳」から出来ています。玄米から「ぬか層」を取り除くと胚芽精米になり、 胚芽精米から「胚芽」を取り除くと、精白米になります。

玄米やでは、精米の度合い(ぬかをどれだけ取り除く度合い)を玄米/5分づき/7分づき/白米/上白米の5段階で行い、ご提供させていただいております。精米すると、除かれる米ヌカの重さの分、目減りします。上白米に精米すると、約90%の重さ(これを「歩留まり」と言います)になります。玄米食の初心者の方(関心はあるけれど食べ慣れていない方)には、5分づきか7分づきをお勧めしています。

精米によって、含まれる栄養分が変わります。
精米方法 穂だまり(%) 脂肪・ビタミン・
無機質など
糖質・タンパク質など 消化吸収 食味 吸水 炊飯方法
玄米 100% 多い ある 良くない 劣る しない 玄米炊飯可能な炊飯器や
圧力釜などを使用する
5分づき 96% ある 多い まあまあ 劣る あまりしない 通常の炊飯器で良いが
かたく仕上がる
7分づき 94% ある 多い まあまあ まあまあ 少し 通常の炊飯器で良い
白米 92% 少ない 多い 良い 良い 容易 通常の炊飯器で良い
上白米 90% 少ない 多い 良い 良い 容易 通常の炊飯器で良い
エネルギー 蛋白質 脂質 糖質 カルシウム ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンE 食物繊維
玄米 153Kcal 3.3g 1.3g 31.4g 4mg 0.5mg 1.16mg 0.02mg 0.7mg 1.0g
胚芽精米 147Kcal 2.9g 0.8g 30.8g 3mg 0.2mg 0.10mg 0.01mg 0.4mg 0.6g
精白米 148Kcal 2.6g 0.5g 31.7g 2mg 0.1mg 0.03mg 0.01mg 0.2mg 0.4g
精米方法のメリット・デメリット
メリット デメリット 炊飯水加減 浸水時間
玄米

●ビタミンB郡・E郡・ミネラルを豊富に摂取できる。

●歯ごたえがあって、噛んでいると甘味が出てくる。

●常食で各種効用(基礎体力向上、高血圧、動脈硬化
予防、貧血・不妊症改善、 便秘解消、糖尿病・肥満症
等の慢性病予防、発ガン防止に有効等)が期待できる。

●炊飯に圧力鍋使用、時間がかかる。
(玄米がたける電気炊飯器の場合は
説明書通りに行う)
ぬか層には「不消化性繊維」が多いの
でよく噛んで食べること

5割増し 5時間以上 または一晩中
5分づき

●ある程度ビタミン・ミネラルを摂取できる。

●食物繊維など多くの有効成分も含まれる。

●ビタミンB6・カルシウム・リノール酸を多く含む。

●消化もよく、栄養価もまだまだ豊富。

●白米を1とした場合、5分づき米に含まれるビタミンEは2倍
以上、 ビタミンB1は4倍以上、繊維質は約2倍にもなる。

●あまり美味しくない。(炊きあげ後、
1時間以上蒸らして頂くと美味しく
なります) 米が黒っぽくなる。

●精米技術により完全に「胚芽」を残す
ことは困難。

3割増し 1時間以上
7分づき

●5分づきとほぼ同じ

●分づき米初心者でも、白米感覚で味わえます。

●白米感覚でも食べられるため、分づき米初心者には
おすすめ。

●表面の粘りけが少ないのでピラフや炊きこみご飯に
ぴったり。

●5分づきとほぼ同じ。

2割増し 30分以上
精白米

●美味しい。

●消化吸収率98%で食品中最高値。

●食物性食品の中では酸価が多いほうである。

●精米したてのふっくらご飯、そのおいしさは格別です。

●ぴかぴかに磨かれた白米は、炊き上がった瞬間の
甘い香りが食欲をそそります。

●ビタミン・ミネラルの摂取が少量。

●ビタミンB1が少ない。

2割増し 30分以上

玄米は栄養価が一番高いが消化吸収が悪いのでよく噛んで食べる必要があります。
精白米は栄養価は玄米に比べると低いが美味しいし消化吸収が良い。
白米(胚芽米)の場合は、副食物として牛乳・卵・ナッツ等のビタミンB1を豊富に含む食品を摂取することです。
胚芽精米は、一般的に「5分づき」とか「7分づき」という精米方法をしていると思います。
しかし、お米は黒っぽいですが、栄養面から見ると一番理想とされています。

5分づき・7分づき米を美味しく食べるには

美味しく食べるには長時間の保温は避け、保存する場合は冷凍して電子レンジなどで温めて食べるか、冷えた時は粘り気が少ない特徴を生かしてチャーハン、ピラフにすると美味しく食べられます。 玄米より食べやすく、普通の炊飯器で炊くことができます。

ページの先頭へ